日本オフィシャル・ブロードキャスター カンヌ映画祭スペシャル2017

チャリティ試写会開催概要

ムービープラス×LaLa TV PRESENTS 『わたしは、ダニエル・ブレイク』チャリティ先行上映会

第69回カンヌ映画祭パルム・ドール(最高賞)受賞 世界が涙と感動で包まれた!巨匠ケン・ローチ監督最新作

第69回カンヌ映画祭パルム・ドール受賞、ケン・ローチ監督最新作『わたしは、ダニエル・ブレイク』。本作は、映画界からの引退を表明していた巨匠ケン・ローチ監督が、現在のイギリス、そして世界中で拡大しつつある格差や貧困にあえぐ人々を目の当たりにし、どうしても伝えたい物語として引退を撤回し制作されました。人としての尊厳を踏みにじられ、貧困に苦しみながらも、人を思いやり、助け合って生きて行こうとする人間の心の交流を描いた本作のメッセージに賛同し、本作の配給元であるチーム「ダニエル・ブレイク」(バップ、ロングライド)は、本作品の収益の一部から貧困に苦しむ人々を援助する団体を助成することを目的とした「ダニエル・ブレイク基金」を設立します。ムービープラスと女性チャンネル♪LaLa TVもその志に賛同し、メディアパートナーとしてチャリティ先行上映会を実施します。

開催概要

日時 3月13日(月) 18:45~開映 / 20:30~トークショー / 21:00終了(予定)
会場 ヒューマントラストシネマ有楽町シアター1(東京・有楽町)
ゲスト

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
1951年、ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科卒業後、1974年に来日。アメリカCBSの制作番組「60 Minutes」を主な素材とする、社会問題を扱ったドキュメンタリー番組「CBSドキュメント」(TBS)の司会を20年以上担当した。また、NHK-FMの「ウィークエンドサンシャイン」、InterFMの「Barakan Beat」など、ラジオを中心に活躍中。

鑑賞料金 1,500円
当日の全収益は、「ダニエル・ブレイク基金」を通じて、日本で貧困に苦しむ人々を支援する団体を助成するために活用させていただきます。
ダニエル・ブレイク基金とは

イベントレポート

3月18日(土)に劇場公開されるケン・ローチ監督最新作『わたしは、ダニエル・ブレイク』のチャリティ先行上映会を、3月13日(月)にヒューマントラストシネマ有楽町にて開催いたしました。チャリティ先行上映会には150名のお客様に参加いただき、合計233,250円が集まりました(当日募金分含)。当日の全収益(233,250円)は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』を提供する株式会社バップと有限会社ロングライドが設立した「ダニエル・ブレイク基金」を通じて、日本で貧困に苦しむ人々を支援する団体を助成するために活用いたします。「ダニエル・ブレイク基金」の活動は、『わたしは、ダニエル・ブレイク』公式サイト内の「チャリティ・プロジェクト」ページにて報告いたします。

映画上映後には、イギリス出身のブロードキャスター ピーター・バラカンさんによるトークショーを実施。
世界を取り巻く環境の変化や、映画から読み解く現在のイギリスの状況についてなど興味深いお話をいただき、チャリティ先行上映会は大盛況のうちに終了いたしました。

ピーター・バラカンさん トークショー内容(抜粋)
いまだからこそ観て欲しい。
諦めずに物事を自分たちで変えていくことが必要

この映画でも描かれているように、最近のイギリスでは官僚主義の冷たさがひどくなっているように感じます。ロンドンの経済はまだいいんですが、この映画の舞台となっているニューカッスルは昔から労働者階級が多くいる地域で失業率も高く、決して裕福な地域ではありません。本当は国がフードバンクなどをやらなければならないのに、国がやってくれないのでチャリティでやっているような状況です。ケン・ローチ監督もしきりに話していますが、行き過ぎた資本主義の結果が、この映画のような事態を招くわけです。先日イギリスのEU離脱が決定し、ニューカッスルにいるような人たちはどんどん社会から置いていかれたように感じています。アメリカもトランプ政権になり、世界を取り巻く環境も変化しています。ケン・ローチ監督がこの映画で警鐘を鳴らしているのは、まさにいま、このタイミングに必要なことだったと思います。日本も行き過ぎた資本主義で生き難くなっている状況は変わらない。そういう時、日本人は諦めてしまいがちだと思います。そうではなくて、物事を自分たちで変えていくことが必要なんじゃないでしょうか。この映画を気に入った人は、ぜひ友達に薦めてください。中学生でも分かる内容の映画なので、家族で一緒に観て話し合って、こういう現実があるということを知ることも大事だと思います。

ケン・ローチ監督インタビュー 2016年カンヌ映画祭にて

“生きるためにもがき苦しむ人々の普遍的な話を作りたいと思いました。死に物狂いで助けを求めている人々に
国家がどれほどの関心を持って援助をしているか、いかに官僚的な手続きを利用しているか。
そこには、明らかな残忍性が見て取れます。これに対する怒りが、本作を作るモチベーションとなりました”

ケン・ローチ監督1936年生まれ。イギリスの映画監督。一貫して労働者や社会的弱者の人間ドラマを描き、ほとんどの作品が世界三大映画祭などで高い評価を受けている。カンヌ映画祭では最高賞パルム・ドールを2度受賞。(『麦の穂をゆらす風』(06)、『わたしは、ダニエル・ブレイク』(16))

「ケン・ローチとカンヌ映画祭」コラム

作品情報

イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていくー。

監督:ケン・ローチ / 出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズほか / 上映時間:100分
公式サイト:http://danielblake.jp/

2017年3月18日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町 / 新宿武蔵野館ほか全国順次公開