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カンヌ映画祭、華やかに開幕!コーエン兄弟ら審査員団が会見

2015/05/14 11:45
カトリーヌ・ドヌーブら「Standing Tall」勢がずらり
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カトリーヌ・ドヌーブら「Standing Tall」勢がずらり

写真:AP/アフロ

 [映画.com ニュース] 第68回カンヌ映画祭が5月13日(現地時間)、開幕した。今年は特に日本勢が多い。コンペティションに是枝裕和の「海街diary」、ある視点部門にオープニング上映される河瀬直美の「あん」と黒沢清の「岸辺の旅」、監督週間には12年ぶりに同部門へカムバックする三池崇史の「極道大戦争」がある。

 オープニングを飾ったのはカトリーヌ・ドヌーブ主演、エマニュエル・ベルコ監督の「Standing Tall」(アウト・オブ・コンペ)。困難な家庭環境に育ち、非行を繰り返す少年が再生するまでの険しい道のりを見つめた、パンチの効いた作品だ。少年役の新人ロッド・パラドがパワフルな演技を見せ、映画祭冒頭から強いパンチを浴びせられた印象を残した。

 今年のコンペ参加作品は19本。ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ主演のトッド・ヘインズ監督作「キャロル(原題)」、ガス・バン・サントが日本で撮影し、マシュー・マコノヒー、ナオミ・ワッツ、渡辺謙が共演を果たした「ザ・シー・オブ・ツリーズ(原題)」、妻夫木聡が参加した、スー・チー主演、ホウ・シャオシェンのマーシャル・アーツ映画「黒衣の刺客」、ジャ・ジャンクーの「山河故人(原題)」、ナンニ・モレッティ、パオロ・ソレンティーノ、マッテオ・ガローネのカンヌ常連イタリア組、さらにジャック・オーディアールをはじめ5本そろったフランス勢など。近年は後からセレクションに数本追加になるのが常となっているが、これは作品の完成の遅れ、最後まで粘ってどこかに作品をねじこもうとする舞台裏の熾烈なバトルが原因のようだ。

 審査員メンバーはコーエン兄弟を団長に、ギレルモ・デル・トロ、ジェイク・ギレンホール、グザビエ・ドラン、ソフィー・マルソーら9人が並んだ。「バートン・フィンク」でパルムドールを獲得しているコーエン兄弟は、審査員の立場は初めて。会見ではジョエル・コーエンが、「世界中の作品を見られる機会に興奮している。批評というスタンスではなく、作品を楽しみながら他のメンバーとディスカッションを重ねたい」と語った。ギレンホールが、「素晴らしい作品をただで見られる機会を与えられてとても光栄だ。ジョエル派かイーサン派か? 選択肢がないね(笑)」と語ると会場に笑いが。さらにイングリッド・バーグマンのファンである母親から、(バーグマンを起用した)今年のポスターを持ち帰るように頼まれたことを明かした。

 授賞式は現地時間24日。強豪ぞろいだけに、審査員団がどんな判断を下すのか、賞の行方がスリリングである。(佐藤久理子)

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