材料（1人分）

厚さ1cm以上の牛ヒレ肉（サーロインでも可）・・・1枚
牛脂　　・・・　1個
黒胡椒　・・・　適宜
岩塩　　・・・　適宜

作り方

1. 肉を冷蔵庫から出して30分以上おき、肉の中心部まで常温に戻して、表面に出てきた水分を拭き取ります。
2. 肉に筋がある場合は、筋に何箇所か切り込みを入れ、筋切りをします。
3. 肉を焼く直前に黒胡椒と岩塩をふります。肉の約30cm上の高さからふり、まんべんなく味付けます。
4. フライパンを強火でしっかり熱したら、牛脂を入れて溶かし、全体になじませます。余った牛脂は拭き取ります。
5. 肉をお皿に盛り付けるとき上になる面を下にしてフライパンに置き入れ、約30秒後に弱火にします。フライパンを揺らしながら火が肉全体に伝わるようにします。
6. 肉の表面に少しでも肉汁が出てきたら、すぐに上下を返し、約30秒焼きます。肉から出る余分な脂はこまめに拭き取ります。火が上手く伝わらない場合は、蓋をしてフライパンを適度に揺らします。（フライパン返しで押しつけたり、何度も返すと、旨みが逃げてしまいます。）
7. 予熱で火が入り過ぎないよう、すぐにお皿に盛り付けます。

ポイント

• フライパンの種類や、肉の質・厚さによって、火の入り方が全く異なりますので、火にかけたら肉から目を離さないで下さい。通常は大体レア〜ミディアムレアになる焼き方です。
• 最後にブランデーや赤ワインを加え火をつけてフランベすると香りよく仕上がります。
• 肉の旨みを味わうには黒胡椒と岩塩がオススメですが、お好みでマスタード・醤油・ポン酢などを合わせてみてください。
• フライパンは、厚めの鉄製だと、よりムラなく綺麗に焼けます。

	料理家 渡辺ひと美 資格： 調理師・フードコーディネーター・唎酒師（酒匠・講師）・焼酎アドバイザー・ 日本酒サービス研究会酒匠研究会連合会（副会長）

料理が全くできない母と、料理がプロ並みに上手な父の間に育ち、母の料理があまりに・・・だったもので、父と共にキッチンに立ち料理を覚えてきました。 料理番組のアシスタントをはじめ、料飲店・和菓子屋などのプロデュースや、日本酒のソムリエである?酒師協会の副会長兼講師もつとめている。 酒蔵や農家などに自ら足を運び、生産者の様々な想いを伝えて行きたいと、自身で西麻布にて和食屋を経営している。 身近な料理を通して、さらに楽しく幸せになれる美味しい時間を多くの人に持ってもらいたいと、飲食に関する講演も含め幅広い活動をしている。