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Local Report|現地レポート

まつかわゆま

2015/05/16 21:45:37 UP

「僕はコメディ監督ではない」そんなことはないでしょウディ・アレン監督


カンヌに来て何が楽しいって日本には中々来てくれない映画人を間近で見られること。すまんです、ミーハーで。ウディ・アレン監督もそんな”来日不可能”な人のひとり。こうやって見ると、年は取ったけれど、映画で見る神経質でおどおどしている風なウディ・アレンそのものがいて、結構感動してしまうんですね。
今回は2回目のウディ・ヒロインをつとめたのエマ・ストーンと、ニューヨーク・インディペンデント映画のかつての女王パーカー・ポージーがウディを挟んで座っている。レーシーなミニドレスがゴージャスなのにカワイイエマ・ストーン。こぼれそうな目を伏し目がちにしてて、なんかウディを立てているのかしらね、という感じ。それにしても、お願いだから俳優のみなさん、サングラスと帽子は会見にはやめてほしい…。
なんといってもアカデミー賞女優賞製造監督のウディ。「映画のヒストリーの一部であるウディ・アレン監督の作品に出るということは、自分もその一部になること。もう嬉しくて嬉しくて」とエマ・ストーン。「20年くらい前にキャスティング・デイレクターに紹介されてそれ以来の知り合いだけれど、作品に出るのは初めて」とパーカー・ポージー。
「エマは初めてオフィスであった時からグレイトな女優だと思った。美しく、インテリジェントで、ファニー。そしてプロフェッショナルなんだ」とアレンもお気に入りの様子。ではパーカー・ポージーは、というと「名前がいいじゃない。僕のクレジットタイトルに、パーカー、ポージー、って出るなんていいでしよ」と、おいおいフォローになつてないじゃん。それでもアレンなら許されるのね。
ではそんなアカデミー賞女優になったアレンのヒロインたちとのその後の関係はとの問いに「彼女たちもプロだからね、それぞれの道を行くわけで、あまりつきあいはなくなるね」とさっぱりしたものらしい。
「僕は別にコメディを作りたいわけじゃないんだよね。僕はいつもシリアスなフィルムメイカーになろうとしているんだ」と明かすアレン監督だが、エマ・ストーンと組んでいる間は鬱にもシリアスにもなりそうにない。ましてや「テレビシリーズの監督なんて絶対にやらない」ウディ・アレンとは、これからもスクリーンで会うしかないのが、嬉しい。

現地レポーター

マドモワゼル・ウオ子(特派員)
マドモワゼル・ウオ子(特派員)

性別は女。5月9日生まれ、神谷町出身。丸の内某ビル内水槽在住。カンヌ映画祭暦10年目!今年も不屈の精神でレポートに挑むわよ。チャームポイントは大きな瞳とバサバサなまつ毛。欠点は面食い。イケメンを見るとついつい目がハートに。好きな映画は「ズーランダー」。

立田敦子(映画ジャーナリスト)
立田敦子(映画ジャーナリスト)

大学在学中に編集&ライターの仕事を始め、映画ジャーナリストへ。「エル・ジャポン」「フィガロ」「GQ JAPAN」「すばる」「In Red」「キネマ旬報」など、さまざまなジャンルの媒体で活躍。セレブリティへのインタビュー取材も多く、セレブの美容・ファッション事情に精通していることでも知られる。

石津文子(映画評論家)
石津文子(映画評論家)

a.k.a. マダム・アヤ子。足立区出身。洋画配給会社、東宝東和に勤務後、ニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。現在「CREA」「ELLE JAPON」「キネマ旬報」ほかに執筆。また作家の長嶋有氏と共に映画トークイベント「映画ホニャララ はみだし有とアヤ」を開催している。好きな監督はクリント・イーストウッド、ジョニー・トー、ホン・サンス、北野武、ビリー・ワイルダーら。

まつかわゆま(シネマアナリスト)
まつかわゆま(シネマアナリスト)

演劇に明け暮れた大学卒業後、女性誌編集者を経て映画ライターに。映画から時代を読むシネマアナリストをめざし、雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブなどに書いてしゃべって四半世紀を超えました。東放学園講師など、先生業も。現在、大学院でドキュメンタリー映画を研究中、第三の青春を謳歌しています。著書に『映画ライターになる方法』(青弓社)、『シネマでごちそうさま』(近代映画社)など。

まんねん(特派員)
まんねん(特派員)

大学卒業後、約10年間TVCM制作に携わり、その後ムービープラスへ。自称映画好き。今年痺れたのは『セッション』。最近は、ダルデンヌ兄弟やテリー・ギリアム監督にインタビューするなど。7年ぶりにカンヌへ参戦。