TV FESTIVAL DE CANNES|日本オフィシャル・ブロードキャスター|カンヌ映画祭スペシャル2015

5.24[sun]第68回カンヌ映画祭受賞結果発表!

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Local Report|現地レポート

まつかわゆま

2015/05/16 07:29:26 UP

司会は樹木希林?『あん』記者会見

カンヌは7回目となる河瀬直美監督。初めての原作付き、初めての俳優たち、初めての撮影監督と始めて尽くしの新作『あん』がある視点部門オープニング上映にえらばれ、上映されました。
上映に先んじて開かれた会見では、主演の樹木希林が勝手に司会(笑)。いつもとは違う河瀬組です。
「97年から見続けてくれるお客さんのいるカンヌでオープニング上映に選んでいただけたということは大変光栄なことです。ずっと見てくれているお客さんにとって、今回の作品がどう受け止められるかが楽しみです。いつもは自然と人間とか、大きな普遍性について描いているので…」
原作があるということで変わったことはという問いに「台本が100ページくらいあることかな」と監督が言うと樹木希林がすかさず「それをバサぁぁっと切るのね。男っぽいですよー、つながりがとか気にすると「いいんです、わすれましょう」(笑)。せっかくセリフ覚えたのに(笑)それからこの華奢な体で、押しが強いこと。女性とくくられるのはちょっと違うんじゃないですね」と言いつつ、上映のときには、誰よりも妖艶でセクシーに装った監督に「どこの女優さんより女優っぽいのよねー」とつっこむ樹木希林。孫娘の伽羅との共演も話題です。
しかしとうの伽羅は「いつものおばあちゃんとおなじで、……誠実で……、あの…」と言葉に詰まりがち。助け舟を出したのは永瀬正敏。「伽羅ちゃんは海外の生活が長いので日本語苦手なんで」樹木希林も永瀬正敏も初めての河瀬組ですが、すでにすっかり一家になっているのがわかります。
上映後も温かく長い拍手に手応えを感じた一行。監督と原作者の想いはカンヌの観客にしっかりと伝わったようです。

現地レポーター

マドモワゼル・ウオ子(特派員)
マドモワゼル・ウオ子(特派員)

性別は女。5月9日生まれ、神谷町出身。丸の内某ビル内水槽在住。カンヌ映画祭暦10年目!今年も不屈の精神でレポートに挑むわよ。チャームポイントは大きな瞳とバサバサなまつ毛。欠点は面食い。イケメンを見るとついつい目がハートに。好きな映画は「ズーランダー」。

立田敦子(映画ジャーナリスト)
立田敦子(映画ジャーナリスト)

大学在学中に編集&ライターの仕事を始め、映画ジャーナリストへ。「エル・ジャポン」「フィガロ」「GQ JAPAN」「すばる」「In Red」「キネマ旬報」など、さまざまなジャンルの媒体で活躍。セレブリティへのインタビュー取材も多く、セレブの美容・ファッション事情に精通していることでも知られる。

石津文子(映画評論家)
石津文子(映画評論家)

a.k.a. マダム・アヤ子。足立区出身。洋画配給会社、東宝東和に勤務後、ニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。現在「CREA」「ELLE JAPON」「キネマ旬報」ほかに執筆。また作家の長嶋有氏と共に映画トークイベント「映画ホニャララ はみだし有とアヤ」を開催している。好きな監督はクリント・イーストウッド、ジョニー・トー、ホン・サンス、北野武、ビリー・ワイルダーら。

まつかわゆま(シネマアナリスト)
まつかわゆま(シネマアナリスト)

演劇に明け暮れた大学卒業後、女性誌編集者を経て映画ライターに。映画から時代を読むシネマアナリストをめざし、雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブなどに書いてしゃべって四半世紀を超えました。東放学園講師など、先生業も。現在、大学院でドキュメンタリー映画を研究中、第三の青春を謳歌しています。著書に『映画ライターになる方法』(青弓社)、『シネマでごちそうさま』(近代映画社)など。

まんねん(特派員)
まんねん(特派員)

大学卒業後、約10年間TVCM制作に携わり、その後ムービープラスへ。自称映画好き。今年痺れたのは『セッション』。最近は、ダルデンヌ兄弟やテリー・ギリアム監督にインタビューするなど。7年ぶりにカンヌへ参戦。