TV FESTIVAL DE CANNES|日本オフィシャル・ブロードキャスター|カンヌ映画祭スペシャル2015

5.24[sun]第68回カンヌ映画祭受賞結果発表!

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Local Report|現地レポート

石津文子

2015/05/25 23:57:54 UP

ムッシュー・ハーヴェイ・カイテルと!


Bonjour!

カンヌ映画祭は昨夜幕を閉じたけど、まだマダムアヤコはカンヌにいるので、期間中のこぼればなしをどんどんあげていくわね。
マダムのパルム・ドール予想は外れちゃったけど、パオロ・ソレンティーノ監督の『若さ(原題)』(YOUTH)は本当に胸を打たれたのー。なんで無冠に終わっちゃたのか、昨日は東京国際映画祭の矢田部さんと愚痴っちゃったわ。
マイケル・ケインとハーヴェイ・カイテルが主演なの。

2人はスイスのリゾートホテルで休暇を過ごしながら、人生について考えていくの。
ハーヴェイにインタビューしてきちゃったわ!
大好きな俳優さんにあえて、マダムも感激。
とっても話しが上手で、インタビュー時間が終わっても「もう少し話そう」と言ってくれる、素敵なムッシュー。
マダムのことをすごく若いと誤解して「質問はなんだい。ヤングレディ」とか、いちいち語尾にヤングレディがついていたのがおかしかったわ。マダムなのにねえ。ホホホホ。

マイケル・ケインが引退した作曲家、ハーヴェイは彼の親友で次回作の脚本に苦しむ映画監督を演じているの。
若さとは、老いとは、人生とは、家族とは、愛とは、仕事とは、という普遍的なテーマを斬新かつ美しい映像と、ほろ苦いユーモアで綴っていく、素晴らしい映画よ!
ジェーン・フォンが本人を彷彿とさせる大女優役で出演しているのも面白いわ。『サンセット大通り』っぽさもあるんだけど、笑いもたっぷり。ポール・ダノくんもアクションスターになってしまった演技派志望の俳優という役で、これまたすごい名演技。

ではア・ビアント!またあとでね。

石津文子

2015/05/25 17:29:29 UP

祝・監督賞受賞。侯孝賢監督と妻夫木聡さんと!

Bonjour!

ついに今年のカンヌもフィナーレ。昨夜の授賞式は観てくれたかしら?
マダムの電話がなかなか通じなかったみたいで、失礼しました。携帯電話を会場で握りしめていたけど、アンテナは立ってるのに、まったく鳴らず。うんともすんとも言わなかったのよ。ドキドキしちゃったわー。

最高賞パルムドールはジャック・オディアールの『ディーパン(原題)』に贈られたわ。
そして、妻夫木聡さんも出演していた『黒衣の刺客』の侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督が、監督賞に輝いたわ!
おめでとうございます。妻夫木さんは一足先に日本に帰っちゃったけど、その前に撮ったとっておきの3ショットをご披露するわね。カンヌで妻夫木さんは「一期一会を実感しています」と、短い滞在ながらも感じるところは多かったみたい。

『黒衣の刺客』は誘拐され暗殺者として育てられたスー・チー演じるインニャンが、チャン・チェン扮する元許婚を殺すように命じられ苦悩するという、唐の時代を舞台にした時代劇アクション。中国語圏では武侠映画といってとても人気があるジャンルなんだけど、台湾出身の侯孝賢監督は、『座頭市』をはじめ日本のチャンバラ映画が大好きで、そちらの影響の強さを語っていたわ。

セリフをほとんど排除して、美しい映像で彼女の悲しみを見せて行くのが素晴らしいの。リー・ピンビンさん(妻夫木さんが主演した『春の雪』の撮影も彼よ)の撮影は特筆すべきものがあるわね。撮影賞があったら、ぜひあげたいわー。

妻夫木さんは、インニャンを助ける遣唐使の青年。「撮影したときは、もっとセリフがあったんだけど」と苦笑していましたが、スー・チーも刺客らしく殆どしゃべらず、それでも2人の心は通じるの。素敵ねえ。チャン・チェンだけはたくさんしゃべるんだけどね。授賞式に監督と一緒に登場したチャン・チェンも素敵だったわー。本当におめでとう!

まだまだレポートは続くわよ。では、ア・ビアント!またすぐにね。

石津文子

2015/05/25 00:45:48 UP

星取り表。パルムドールは果たして?

Bonjour!

いよいよカンヌも大詰め。
GALA誌の星取り表は、こんな感じ。
今年はマダムの素敵なお友達で、パリ在住の評論家、佐藤久里子さんも星取り表に参加しているの。
久里子さんはガス・ヴァン・サント監督の『シー・オブ・ツリー(原題)』を高評価しているわ。
マシュー・マコノヒーが死に場所を探して日本まで来るお話を、西洋文化で育った人たちがどこまで理解できるのか。

日本人にはよーくわかるお話なんだけど。結果が楽しみ。
今年の審査員にアジア系の人がいないのが若干心配だけど、そういうものを超えて評価してくれると嬉しいわね。
パオロ・ソレンティーノ監督の『若さ(原題)』や、ナンニ・モレッティ監督の『私の母(原題)』らイタリア勢や、これが長編第一作のハンガリーの新星ラズロ・ネメス監督の『サウルの息子(原題)』も評論家の点数が高め。

マダムのパルム・ドール予想は、ソレンティーノの『若さ(原題)』ね。
老作曲家役のマイケル・ケイン、映画監督のハーヴェイ・カイテルの2人が、
スイスのリゾート地で人生について考える、美しく、苦いユーモアのあるお話で、映像が素晴らしいの。
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』でアカデミー賞外国語映画賞をとったけど、そろそろパルムもあげたいところ。
でも、ジャ・ジャンクーもよかったなー。もうすぐ授賞式。マダムも電話出演するわよ。お楽しみに。
では。ア・ビアント!またすぐにね。

石津文子

2015/05/24 21:24:16 UP

黒沢清監督、おめでとうございます!

Bonjour!

黒沢清監督が『岸辺の旅』で、ある視点部門の監督賞に輝いたわー。
本当におめでとうございます。
黒沢監督はとっても素敵な方で、愛妻家でもあるから、こんな素晴らしい夫婦の映画になったのかしら。
7年前の『トウキョウソナタ』でも審査員賞を受賞しているけど、そのときは奥様がご病気で授賞式に出られなかったので、
元気になって一緒に授賞式に出られて、照れながらも、とても喜んでいらしたわ。
カンヌでの上映後、パリで次回作の編集中だった黒沢監督。
昨日の昼頃に、「授賞式に出てください」という電話があり、
あわてて三時半パリ発ニース行きの飛行機に乗ったんですって。

では、ア・ビアント!またすぐに。

石津文子

2015/05/22 06:34:05 UP

ジャン=ユーグ・アングラード!

Bonjour!
ジャン=ユーグ・アングラードさまよー。マダム、大ファンなの。
『ベティ・ブルー』や『ニキータ』で知られる彼は、日本では最近公開作がないけれど、
主演作「ある視点」部門の『JE SUIS UN SOLDAT(私は兵士)』 (『アイ・アム・ア・ソルジャー(英題)』) の舞台挨拶で、カンヌに登場。
もうとっても素晴らしい映画だったわ!
タイトルは名曲「ミスター・ロンリー」のフランス語題名から来ていて、まったく戦争映画じゃないの。
失業した30歳のサンドリーヌ( 『アデル/ファラオと復活の秘薬』のルイーズ・ブルゴワン)が、
叔父アンリ(ジャン=ユーグ)のケンネル(犬の仲買業)を手伝うことになるんだけど、
そこで数々のトラブルに見舞われるというドラマ。
びっくりするのがフランスでは、東欧からの犬の密輸が横行しているのよ。
まるで野菜のように扱われる子犬たちが、あわれなの。
ジャン=ユーグの役どころは『ヴェニスの商人』を思わせるような男で、老け役だったんでびっくりしたけど、
ご本人はまだまだ甘いマスクは健在。
ちなみに映画ではこんな感じ。役者って、すごいわねー。でも、今年で還暦なんですって!びっくり。

ぜひ日本でも公開してほしいものだわ。
では、ア・ビアント!またすぐに。

石津文子

2015/05/21 00:27:48 UP

浅野忠信さんと!

Bonjour!

浅野忠信さん、本当に素敵だわー。
まんねんさんも浅野さんと偶然出くわしたそうだけど、私たちってラッキーね。
浅野さんは、黒沢清監督の『岸辺の旅』で深津絵里さんと夫婦役を演じているんだけど、3年前に死んでいるという設定なの。
愛とは、夫婦とは、生と死に境目はあるのか、とか、いろいろ考えさせられる素晴らしい映画だったわ。
C’est magnifique!  あら、ついフランス語が出ちゃったけど、フランスの新聞でも絶賛されていたわ。
浅野さんの生と死の彼岸にいるような、なんともいえない透明な感じが素晴らしいのよ。
悲しいけれどあたたかい映画。そして、浅野さんご自身がとってもあたたかい人なのよー。なんというか、コミュニケーション能力が高いといえばいいのかしら。人としての器が大きい感じ。
しかしマダムと並ぶと、顔の大きさが違いすぎて、恥ずかしいわあ。

そんな浅野さんと深津さんとのインタビューは近々、ムービープラスで放送されるのでお楽しみに!
では、ア・ビアント!またすぐにね。

石津文子

2015/05/20 15:11:49 UP

くまモンと!

Bonjour!

くまモンがカンヌにやってきたわよ!
19日はジャパン・パビリオンはKUMAMON DAY となって、くまモンが熊本県をアピールしにきていたの。
格闘技好きなムービープラスのスタッフ、ニコラはくまモンに勝負を挑んでたわ。
マダムも、くまモンとダンスしちゃった。

くまモン、ものすごくダンスがうまいので、フランスの方々にも大受けだったわわよ。
写真だけ見ると日本みたいだけど、カンヌですから!本当にカンヌですから!

では、ア・ビアント!またすぐにね。

石津文子

2015/05/18 22:10:02 UP

Invitation, SVP!

Bonjour!

今年もINVITATION, SVP!と書いたカードを掲げる若者がいっぱいるわー。若者に限らないんだけど。
これはね、レッドカーペットのinvittationを求めているの。
SVP はフランス語で、お願いを意味するs’il vous plait の略なのよ。
もしも気前のよい誰かにもらえた時のために、このクソ暑い中、ずっとタキシード姿でいるんだから、根性あるわー。
その根性、他のところで使ったら、と思わなくもないが、その無駄こそが映画文化を支えているのよね、きっと。
では、ア・ビアント! またすぐにね。

石津文子

2015/05/18 01:49:03 UP

キム・ナムギルさんと!

Bonjour!
ある視点部門の韓国映画『シェイムレス(英題)』(無頼漢)に主演した、キム・ナムギルさんと。
海が似合う素敵な殿方でした。
こちらはテレビ用ではなく雑誌向けの取材だったので、映像をお見せできずに残念ですが。

マダムの優秀なアシスタント、Tamara が、撮影では大活躍しましたの。
若いっていいわねえ!

では、ア・ビアント!またすぐに。

石津文子

2015/05/17 15:37:25 UP

カンヌにスヌーピーが!

 

Bonjour!

スヌーピーをカンヌで発見!

今年3D映画になって久々にスクリーンに登場するということで、カンヌでも大々的にPRしているの。

マダムも大好きなんで、あとで写真を撮ってもらわなきゃ。

では、ア・ビアント! またすぐにね。

 

 

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現地レポーター

マドモワゼル・ウオ子(特派員)
マドモワゼル・ウオ子(特派員)

性別は女。5月9日生まれ、神谷町出身。丸の内某ビル内水槽在住。カンヌ映画祭暦10年目!今年も不屈の精神でレポートに挑むわよ。チャームポイントは大きな瞳とバサバサなまつ毛。欠点は面食い。イケメンを見るとついつい目がハートに。好きな映画は「ズーランダー」。

立田敦子(映画ジャーナリスト)
立田敦子(映画ジャーナリスト)

大学在学中に編集&ライターの仕事を始め、映画ジャーナリストへ。「エル・ジャポン」「フィガロ」「GQ JAPAN」「すばる」「In Red」「キネマ旬報」など、さまざまなジャンルの媒体で活躍。セレブリティへのインタビュー取材も多く、セレブの美容・ファッション事情に精通していることでも知られる。

石津文子(映画評論家)
石津文子(映画評論家)

a.k.a. マダム・アヤ子。足立区出身。洋画配給会社、東宝東和に勤務後、ニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。現在「CREA」「ELLE JAPON」「キネマ旬報」ほかに執筆。また作家の長嶋有氏と共に映画トークイベント「映画ホニャララ はみだし有とアヤ」を開催している。好きな監督はクリント・イーストウッド、ジョニー・トー、ホン・サンス、北野武、ビリー・ワイルダーら。

まつかわゆま(シネマアナリスト)
まつかわゆま(シネマアナリスト)

演劇に明け暮れた大学卒業後、女性誌編集者を経て映画ライターに。映画から時代を読むシネマアナリストをめざし、雑誌・テレビ・ラジオ・ウェブなどに書いてしゃべって四半世紀を超えました。東放学園講師など、先生業も。現在、大学院でドキュメンタリー映画を研究中、第三の青春を謳歌しています。著書に『映画ライターになる方法』(青弓社)、『シネマでごちそうさま』(近代映画社)など。

まんねん(特派員)
まんねん(特派員)

大学卒業後、約10年間TVCM制作に携わり、その後ムービープラスへ。自称映画好き。今年痺れたのは『セッション』。最近は、ダルデンヌ兄弟やテリー・ギリアム監督にインタビューするなど。7年ぶりにカンヌへ参戦。