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大切なことはソロに教わった!FBIの官僚体質に立ち向かう勇敢な女性(2003.2.25)
米タイム誌が毎年年末に発表する「The Persons of the Year」。その年にもっとも注目に値すると判断された人が選ばれるが、2002年は、巨大企業や政府機関の不正や機能不全を内部告発した3人の女性が選ばれた。選ばれたのは、巨大電力企業エンロンの不正会計疑惑を内部告発したシェロン・ワトキンス、通信会社ワールドコムの不正会計疑惑を内部告発したシンシア・クーパー、そしてFBIの官僚主義的体質・機能不全を暴露したコリーン・ロウリーだ。
FBIのミネアポリス支局で働いていたコリーン・ローリーは、2001年の9・11同時多発テロが起こる数週間前、英語もあまり話せないフランス系モロッコ人が、地元の飛行訓練所でトレーニングを受けているのを不審に思い、ビザの期限が切れていたことで逮捕し取り調べを行ったところ、その男がイスラム系の過激派に属し、オサマ・ビン・ラディンともつながっていることを突き止める。そこで、コリーンはFBI本部にさらなる調査を強く要求したが、真剣に聞き入れられることはなかった。そして同時多発テロが勃発。その男は共犯者として逮捕された。
その8ヵ月後、コリーンは、この経緯を詳細につづったメモをFBI長官と上院の情報特別委員会の議員に提出。FBI本部が柔軟・適切な対応をしていれば9・11同時多発テロは防げたかもしれないということで、世間やマスコミから大きな注目を浴びた。
さて、タイム誌によると、コリーン・ロウリーが幼い頃、夢中になって見ていた番組が『0011ナポレオン・ソロ』だった。彼女は5年生のとき番組のプロデューサーに手紙を書き、アンクルに入りたいと本気で申し出たらしい。プロデューサーからの返事には「アンクルは実在しないけど、FBIというものは存在する」と書かれており、FBIの住所も書き添えてあった。そこで彼女はFBIに資料を請求し、その何年後かに、FBIでの就職を本当に実現させてしまったのだ。
今回の告発でコリーンはさまざまな脅しや嫌がらせを受けたそうだが、それらに屈することなく、自分の信念を貫き、敢然と強大な国家組織に立ち向かった。その彼女の正義感と勇気のルーツが『0011ナポレオン・ソロ』にあったとは、ファンとしては何ともうれしいことだ。これをきっかけに残虐なテロ行為がなくなることを祈りたい。
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